口臭治療
認定医までの流れ 1
口臭が気になる、とおっしゃって来院される患者様が多くなってきています。むし歯や歯周病があり口腔内が汚れているため口臭を感じる患者様が多いのですが、それだけでは問題が解決しない患者様もいらっしゃいました。
自分でも歯科的処置だけの対応に憤りを感じていたため、今年(2007年)6月に口臭治療の第一人者である大阪 ほんだ歯科院長である本田俊一先生のセミナーに参加いたしました。本田先生のセミナーで、今まで自分が大学で学んできたことがいかに小さな狭い範囲のことであるかをひしひしと感じさせられました。
セミナーの最後の方で本田先生がおっしゃった、
「口臭治療を始めると患者さんの声が聴けるようになる」
この一言がずっと私の胸の奥に響いていました。
しかし、クリニックを休んで何度も研修のためにスタッフと一緒に大阪まで行くのは現実的に無理なのではないかと思っていました。
そんな時、偶然6月のセミナーで一緒だった渋田先生が、
「八戸に本田先生をおよびするから一緒に口臭治療をスタートさせませんか？｣
と、声をかけてくださったのです。
青森県には本田先生の提携クリニックがまだ一つもなく、先陣を切る不安が一瞬よぎりましたが、ずっと胸の中にあった「患者さんの声」が聴きたくて口臭治療をスタートさせることにしました。
渋田先生の呼びかけで
- 「ぽっぽ歯科クリニック：一戸町」
- 「神の前歯科医院：矢巾町」
- 「渋田歯科クリニック：八戸市」
- 「中村歯科クリニック：八戸市」
渋田先生はもちろんのこと、ぽっぽ先生ご夫妻、神の前歯科の千枝子先生、皆さんエネルギッシュに歯科治療に取り組んでいらっしゃる方ばかりで、私もこの中の一員に入っていることを光栄に思っています。
「みんなで取り組んで、みんなで良くしていこう」
これは、渋田先生の精神です。
いい仲間に巡り会えて大変幸せに思います。
渋田先生、声を掛けてくださってありがとうございます。感謝です！！
スタートラインに立ったばかりでいたらない所もあると思いますが、口臭治療では世界的にも有名な本田先生のもとでしっかりと学んでいきますので、期待していてください。
- 病的口臭
虫歯や歯周病、内科的症状などの原因があって他者が不快を感じる口臭です。本人は気づかないことが多いです。 - 生理的口臭
老若男女、健康状態とは関係なく起こる口のにおいです。誰でも生活のリズムや習慣、精神状態において口のニオイが発生します。
起床時口臭・空腹時口臭・疲労時口臭・飲食後の口臭・思春期口臭・老人性口臭も生理的口臭になります。
また、治療する状態に応じた病名として他臭症、自臭症、仮面他臭症があります。
- 他臭症
本人は自覚しにくく周囲の人たちが会話のたびに不快を感じ、そのために指摘を受け悩む症状です。 - 自臭症
本人が自覚する口臭や口臭がないにもかかわらずあるのではないかと悩む症状です。周囲の人たちは口臭を感じないのに本人が悩んでいます。 - 仮面他臭症
他臭症で来院し、その後、自臭症に陥るケースです。
